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Q&A

Q3.太極拳練習の場所はどこ?いつ練習するのがいい?

a 太極拳練習に適した場所は、静かに練習できる場所です。室内でそういう場所が確保できればいいですが、野外なら、公園など最も適していると言えます。

 時間は、基本的にはいつでも、時間のある時に行えばいいのですが、適している時間帯は早朝(午前中)です。 朝食前に行うのがいいでしょう。食後なら一時間くらい時間をおいて行いましょう。お腹がいっぱいの時は避けましょう。

 朝の「気」は「生気(せいき)」といい、気功や太極拳練習をするのに適していると教えられています。古い時代には朝3時4時に起きて練習を行ったと言われています。しかし、それは実際的ではありませんね。午前中なら、10時、11時でも悪くないと思います。

 お勧めできないのは午後2時から3時ごろでその時間帯その時間帯の「気」は「死気」と呼ばれ、練習に適していません。4時以降は、夜中の2時3時でも、練習に適した時間帯です。

 雷の鳴る日は避けましょう。なぜかというと、地磁気が乱れているのです。雷様におへそを取られるわけではないのです。

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お知らせ

六本木ヒルズ朝の太極拳2022開催決定!

 今年は二年ぶりに「六本木ヒルズ朝の太極拳」が開催されることになりました。去年は残念ながらコロナ禍で開催が中止になってしまいましたが、今年はなんと19年目です。場所は蜘蛛のモニュメント(ママン)のある「66プラザ」の広場です。

 参加費は無料です。初めての方もこれまで長く参加されている方も、一緒に太極拳練習を楽しみましょう。

期日:7/23(土)24(日)30(土)31(日)
   8/4(土)5(日)朝7時半時から8時まで
場所:六本木ヒルズ66プラザ
講師:真北斐図
主催:森ビル株式会社 六本木自治会

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Q2.太極拳はどうしてゆっくり動く?

a 太極拳の動作は、最初から最後までゆっくり動いていきますね。それは他の武術にはない特徴です。太極拳の動作は丸く、円を描くようにゆっくり動いていきます。太極拳は「独楽」と表現されることがあります。独楽のようにくるくる回るわけではないのですが、太極拳の動作は一本足が基本なのです。どちらの足に体重が乗っているかしっかり理解しながらゆっくりゆっくり動いていきます。独楽は「一人楽しむ」という意味ですね。ゆっくりした動作で、一挙手一投足を「心を込めて」練習していくのです。そうすることで太極拳の動作の深い面が見えてくるのです。

 ちょうど水の中で体を動かすのに似ています。水の中では水の抵抗がありますから、手足は自由に動かすことはなく、必ず水の抵抗を感じ、水を掻くように動かさなくてはいけません。すると、その動作は直線的ではなく、丸く弧を描くような動作になります。

 日常の生活で行動するときは、そんなことはまるで考えに浮かびませんね。そのような日常の動作は「軽く」気功的でも武術的でもありません。そのような体の動かし方では太極拳動作は理解できないのです。

 例えば、太極拳の最初の動作「起勢」で両手を肩の高さに持ち上げ、お腹の高さに沈めるという動作を、ゆっくり、繰り返して何度も練習してみましょう。

 何度も練習するうちに、両手のまわりの空気が次第に重いと感じるようになってきます。普段は感じる事のない周囲の空間をしっかりと感じられるようになるのです。それが太極拳練習であり、気功練習であり、武術の訓練なのです。

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Q1.太極拳は気功ですか?武術ですか?

a 太極拳は「気功」であり、同時に「武術」です。太極拳が太極拳と呼ばれるようになって、まだそれほど長くないのです。たかだか数百年の歴史しかありません。では、それまでの時代に太極拳はなかったのかというと、じつは別の名前で呼ばれていました。

 古い時代には太極拳は、「綿拳」と呼ばれたり、「長拳」と呼ばれたりしていました。綿拳とは動作が柔らかく、まるで綿のようだと言うわけです。「真綿に針を隠す」という表現はまさに太極拳を言い表しています。ふわふわしている動作の中から一瞬に針のような攻撃が現れることを指しています。

「長拳」とは、太極拳の套路がまるで大河のように滔々と途切れることなく続いていくことを表しています。つまり、綿拳も長拳も、同じ武術を指す名称なのです。そしてそれが「太極拳」という名称になったのです。

 「気功」とは「気」のトレーニングです。「気」とは自然界に遍満する生命エネルギーです。気功は気のエネルギーを体内に取り入れるための方法です。「気功」という名称も、そう呼ばれるようになってまだそれほど経っていません。初めてこの名称を用いたのは劉貴珍(1957年「気功療法実践」という本を出版)であると言われています。気功はそれ以前には「導引」とか「吐納」と呼ばれていました。「吐古納新」と表現されることもありました。古い「気」を吐き出し、新鮮な「気」を取り入れるという意味です。

 古い時代には武術と「気功」の差はありませんでした。気功を実践することが武術的パワーを得る方法でした。つまり「太極拳」は「気功」であり、気功こそが「武術」のパワーを養う方法なのです。

 

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